毎年、流行するインフルエンザですが、何か対策していますか?インフルエンザは予防接種以外にタミフルやリレンザなどを服用することでも予防が可能です。また、乾燥している室内には加湿をする、通勤時にはマスク着用などでも予防できます。

インフルエンザ早期発見のコツをつかんだ旧富山化学

 インフルエンザの特効薬とされるものは次々と現れていますが、それはウィルスの増殖を防ぐものであるため、感染のごく初期に服用すると、大きな効果が期待できるものです。ウィルスが増殖し切ってからでは服用する意味がありません。インフルエンザウィルスは感染から48時間程度で全身に蔓延しますから、時間との勝負です。ところがその48時間以内にインフルエンザに感染したことを知るのは、至難の業となっています。
 成人なら、ただの風邪とは明らかに違い、インフルエンザに感染したことは自覚症状でわかるものですが、子供の場合は難しいところです。現在広く使われている迅速診断キットでは、感染の12時間から24時間経過後でないと、感染の有無が判断できません。感染から12時間後に検査してウィルスが検出できなくても、24時間後に検査したら検出できる場合もあります。つまり、インフルエンザではないとはっきりするのは感染から24時間後ということになります。感染から12時間後にウィルスが検出できたら、それはラッキーなことです。早期発見できたということになり、すぐ抗インフルエンザ薬を用いることで、増殖が抑えられます。しかし、12時間後に検査してインフルエンザウィルスが検出できず、翌日に再び受診するよう言われて受診し、ウィルスが見つかった場合、すでに感染から36時間以上経過していることもあります。もうウィルスは相当程度増殖しており、薬を服用して増殖を抑えたとしても、かなり症状は進んでしまっています。
 旧富山化学を傘下とする富士フィルムでは、インフルエンザウィルスを感染の直後に早期発見するコツをつかみ、検査技術と装置を開発しています。普及が待たれるところです。